LS博士は夢をみない

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ヴィンランド・サガにどハマりしている

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ヴィンランド・サガ コミック 1-21巻セット

https://vinlandsaga.jp/

この記事は『ヴィンァンド・サガ』のネタバレを含みます。

ヴィンランド・サガとは

時は十一世紀、ヨーロッパを舞台にヴァイキングの生き様を描いた時代漫画原作であり、2019年にアニメ化された。ヴァイキングとはいわゆる海賊であり、暴力と略奪を生業にしているものたちだ。史実にのっとった作品であり、アニメ化の際には時代考証の専門家が加わっている。サガとは物語の意味があるが、神話や伝承に近い意味である。ゆえに、人間離れした人物が登場することもある。

ちなみに、日本の佐賀県とは関係ない。私も放送当時は、佐賀県のゾンビがアイドルを目指す物語『ゾンビランドサガ』と混同したが、全くの別物であった。 

あらすじ

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では、あらすじ。(私の書き起こし、引用ではない)

ヴァイキングの英雄、ヨームの戦鬼(トロル)と呼ばれた男トールズの子トルフィンが主人公。トルフィンの幼少期、戦争のないアイスランドで父トールズと母ヘルガと姉ヨルヴァと平穏な暮らしをしていたトルフィンだったが、ヨーム戦士団の使者フローキがアイスランドにくることで事態は急変。平穏な暮らしをしていたトールズはヨーム戦士団に戻れと言われたのだった。

トールズは、家族と村を人質にとられ本土との中継地点であるフェロー諸島に向かった。トルフィンは船に隠れており、父トールズに黙ってついてきたのだった。フェロー諸島で待っていたのはヨーム戦士団ではなく、暴力と略奪を生業にするヴァイキングであった。一連の騒動は、フローキがトールズを殺害する罠であった。

トールズはヴァイキングの首領アシェラッドに決闘を申し込む。戦いはトールズの勝ちであったが、トールズはアシェラッドを斬らなかった。降伏をせかすトールズだったが首領アシェラッドも引かない。アシェラッドの伏兵がトールズに矢を向けた。

トールズは、自分の命と引き換えに、子トルフィンと一緒に来ていた村のものたちを生かすことを約束させ、弓で打たれて死んだ。トルフィンは死んだ父にすがりつき泣いた。

トルフィンは父トールズの仇を打つため、アシェラッドの率いるヴァイキングの船にのり、アシェラッドに復讐を誓う。幼少であったトルフィンはこれから青年になるまで、暴力と略奪を生業にするヴァイキングの中で育つことになる。

 

 

それ以降の話

トルフィンの物語かと思いきや、首領アシェラッドの物語に感じた。というのも、トルフィンは父の仇をうつのに手段を選ばなく、何の罪もない人を殺したりする、もはや手のつけられない狂犬になるからだ。トルフィンより、ヴァイキング軸の話になる暴力と略奪が淡々と描かれるシナリオになっている(アニメ2クール目までは)

そこで輝くのが、首領アシェラッドである。ヴァイキング軸の話なら、それを率いるアシェラッドこそ真の主人公といえるだろう。あの死に方はカッコよすぎる。組織のリーダーが主人公になるのはいまになっての話ではない。

アニメ24話。原作漫画8巻までは『ヴィンランド・サガ』の第一ピリオドにすぎないのである。

ここから先はアニメ24話。原作漫画9巻以降をふくめた話になります。

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トルフィンが主人公しだすのは、漫画原作9巻からである。アニメの続編も期待されている。アニメ24話の最終話では、ラストシーンに次の舞台の登場人物が映っているし、二期をほのめかすムービーもでている。注意:ネタバレPVになるかも、初見で見たい方は先にアニメ本編をみること。


TVアニメ「ヴィンランド・サガ」スペシャルムービー

主人公トルフィンが本当に必要なもの

トルフィンが求めていたのは、「父の仇をとること」であった。それを無くしたいま、トルフィンは何を求めるのだろうか。

第二部では「理想郷ヴィンランドを目指すこと」をテーマに物語が進行する。しかし、主人公の求めるものはたいてい外れているのが脚本というものだ。

トルフィンのモデルは、ソルフィン・ソルザルソン - Wikipediaである。グズリーズ、レイフとう名は『ヴィンランド・サガ』の重要人物だ。史実にもとづいた話であるなら、トルフィンの最後もソルフィン・ソルザルソンのように弓で打たれるのだろうか。いや、それはないだろう。弓で終わるというのはトールズであった。

そして、理想郷ヴィンランドがあるのならトールズはなぜアイスランドにいた?という疑問が残る。そして、トルフィンの待ち受ける運命にも父トールズが抱えていた問題がふりかかることだろう。そして、その問題を解決して、父を超えてこそ、真の主人公たりうるのだ。

漫画原作者、幸村 誠氏は、Youtubeでこのようなことを言っていた。史実をつきつめると作品として面白くなくなる、と。トルフィンの最期は、ソルフィン・ソルザルソンとはいかないだろう。


TVアニメ「ヴィンランド・サガ」原作者:幸村誠インタビュー

今後の展開予想

罪のないものたちを殺してきたトルフィン。ならば、贖罪(しょくざい)の物語となることが考えられる。しかし、死んだものは生きかえない。どう、償うというのだろう?理想郷ヴィンランドは償いになりうるだろうか?いやなり得ない、過去は変えられない。トルフィンが理想郷ヴィンランドという国を作ったとしても、トルフィンはいままで殺してきた亡者たちに取り憑かれたままである。ならば、生者に報いるのがトルフィンの本当に必要なものだ。

トールズがこの時代には珍しい心配蘇生を試みた。

奴隷編でアルネイズを心配蘇生で助けようとした。

これ以上、殺さない、死にかけの人を救うのであれば、トルフィンの本当に必要なものは、医学知識。トルフィンはもしかすると、医者になるのかもしれない。こんなことを言っていると幸村 誠氏に笑われそうだ。

 アニメの続編は漫画9巻〜、(2020年8月現在)23巻まで発売中。

ヴィンランド・サガ コミック 1-22巻セット

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  • 発売日: 2019/06/21
  • メディア: コミック
 

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