LS博士は夢をみない

Frog In The White Coat.

【ネタバレ】アニメ『神様になった日』5話感想・考察

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大魔法にはかからなかった。

他人の家庭内事情で進展があったとしても関係のない話である。パッと出の伊邪並パパと伊邪並ママの話なんかされても意味不明だった。こういうのにはもっとキャラクターを深堀しなければならない。具体的にはキャラクターを視聴者に知ってもらうことが重要である。キャラの好きなもの、嫌いなもの、性格、やりたいこと、これらを視聴者に教えたあとに”キャラが居なくなる”ことで視聴者は寂しく思い、感動がうまれる。それ無しにやっても意味不明なだけだ。

 

第5話

妻が亡くなってから引きこもり気味になっていた伊邪並パパを外にだすために陽太とひなは動く。ゲームのモブキャラクターに話しかけると同じ会話からスタートするように、陽太と伊邪並パパの会話がはじまった。

なんとか伊邪並パパを外に連れ出すことに成功。美味しいものには目がない伊邪並パパは目についた食事を食べ歩きすることに。

 

白いカレーを食べたり、チーズタッカルビを食べたり、ラクレットチーズをかけた料理を食べたり、謎のチーズ推し。

 

帰り道、ひなは陽太に伊邪並ママが動いている映像を要求。

 

陽太「え?写真くらいならあると思うけど」

ひな「動いておらんと意味がない」 

 

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©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project  / 五話

映像をみたひな

ひな「よし、これで準備は整った」

 

そして伊邪並杏子に、ひなが母親の声を借りて電話をかけた。

伊邪並宅にて杏子と伊邪並パパは伊邪並ママの遺したビデオメッセージをみる。

 

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©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project  / 五話

伊邪並ママ「さて、私からのメッセージは次で最後です。—— いまなんでって聞いた?それはね。これを見終えたら二人はお母さんのことを忘れてこのビデオメッセージを処分しなきゃならないからです。それを守ってね、お父さん。」

 

二人は最後のビデオメッセージをみることを躊躇う。それでも”先”に進みたいと思った杏子は続きを見ようと説得する。

 

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©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project  / 五話

杏子「お願いお父さん、私が一緒にみるから、私は居なくなったりしないから。安心して、だから一緒にみよ」 

てえてえ、これがバブみってやつか(違う)

そして最後のメッセージを見る決心をした二人。伊邪並ママが用意した大魔法にかけられることに。

 

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©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project  / 五話
「大魔法! 幸せにな〜れ!」

キタキタ、これで本当に記憶がなくなるとかありそうだ。

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・

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・・・・・・

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・・・

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普通に覚えとるやんけ!

そして特殊エンディングで終了。

え?何?ただのヒューマンドラマを見せられたってこと?
わしは何を見せられとるん???

泣きポイントどこにあったの?

 

 

伊邪並家の問題を解消したお礼に伊邪並杏子は陽太のところへ行った。陽太の恋路もこれにて解決、だが、ひなは少し寂しげな表情をした。またもや、陽太は告白に失敗、ひなは少しホッとする。

 

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©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project  / 五話

 

感動的な物語にするために

いまこの瞬間の1秒の間にも世界中の誰かが亡くなって産まれて、悲しんで、泣いて、喜んで、笑っている。いまも世界中のどこかで誰かが亡くなっているとしても悲しくはならない。悲しむことができるようになるのは、その人を知って、その人と関わり、その人が自分の世界に入ってきて、世界中の”誰か”としてではなく、”特別な誰か”として”見える”ようになってからである

ただ私たちは誰かが亡くなったことを”見える”ようになったにすぎない。家族、友達、恋人、同僚、仲間。あなたが知り合って関わりをもって、”見える”ようになったからこそ、感情を共有でき、同じことで笑ったり、同じことで泣いたりできるのだ。そして、新しい命が産まれることに一緒に喜んだり、誰かの命が亡くなって一緒に悲しんだりできるのである。

 

こんな話がある。ある番組ではサバンナのヘビの特集をした。またある番組はサバンナのチーターの特集をした。番組の内容は逆肉強食の世界、蛇の日常が淡々と映像で流れていく、蛇が獲物を仕留めると「やった!」会場から歓声の声が上がった。だがとある日、蛇の天敵であるチーターが現れた。蛇は健闘するもののチーターに食べられてしまった。会場は悲しい空気に包まれた。

しかし、その蛇の特集をしていたスタジオの真隣ではチーターについての特集をしていた。舞台は同じサバンナの弱肉強食の世界、チーターの日常が映像で流されていくけど、獲物を仕留めることができない、チーターも弱ってきて会場からは悲しげな雰囲気が漂っている。とある日、チーターは獲物である蛇をみつけ健闘の末、蛇を仕留めることに成功した。「やった!」会場からは歓声の声が上がった。

だが、その蛇こそ、隣のスタジオで特集していた蛇であったのだ。

 

蛇のスタジオでは蛇を”見える”ようになり、チーターのスタジオではチーターを”見える”ようになっていたにすぎない。チーターのスタジオの客人が蛇のスタジオに移ったりしていると、その人は蛇について悲しく思っただろう。そして蛇とチーターだけにスポットライトを当てられて見えるようになったにすぎない。サバンナにはもっとたくさんの動物がいていまも弱肉強食の世界が繰り広げられている。 

感情移入の入り口は”見える”ようになることだ

赤の他人が亡くなったことを見せられても対岸の火事である。

キャラクターを知り、関わりを持ってこそ、そのキャラクターが”居なくなった”ことに共感するのだ。こんなとって付けたようなストーリーには感動はうまれない。

もっとキャラクターを深堀する話が前にないと全員は感動しないだろう。

この話に感動するものとしないもの差は、「人生で一番大切な人を喪った経験があるかどうか」。経験のないものはこの程度でも涙腺が緩み、経験があるものはまさに対岸の火事である。

 

考察

 ゲーム機のくだり

ゲームについて語りはなかったけど、ゲームに関わるものはでてきた。

 

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©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project  / 五話

 

ひなが目をつけ大事そうに抱えて買って帰ったこの人形。

 

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©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project  / OP

 

0Pの最後のシーンにも映っている。

物語の法則、【宝もの/Treasure】。これはキャラが特に大事にするもの。アイテムであり、仲間とか家族とか形のないものは当てはまらない。キャラのアイデンティティそのものであり、読者は【宝もの】をキャラクターと同一視するようになる。

よくあるのが戦争もので「家族の写真」をもっているキャラクター。「家族の写真」が【宝もの】に該当する。キャラの死亡を直接描かなくても「家族の写真」が捨てられたり、燃えていく描写によって、そのキャラが居なくなったことを描写できる。また、キャラクターの一部だけど”物”であるから無くす展開を創ることができる。

有名どころで言えば、「麦わら帽子」「すこんぶ」「ミーティ」「うーぱ」「メガネ」。【宝もの】を言うだけでどのキャラクターを指しているのがわかるのが特徴。

 

第5話のメッセージ

第2話は陽太の望みを叶える話(途中)、第3話は妹の望みを叶える話、第4話は美人弁護士(未達成)、第5話は伊邪並杏子の望みを叶える話。あと、友人のバスケがまだ。

第4話が「陽太がゲームのルールをぶち壊す展開」としたらなら

第5話は「みんなの記憶から消える展開」の伏線だろう。

 

第5話考察ポイント

 

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©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project  / 五話

 

映像でなければ意味がないといい、映像をみた途端、準備は整ったと言った。 

やっていたのはサンプリング収集だろう。

第4話冒頭、浅間博士とCEOの対談にて

 

自動化生成コーパスサンプルおよび高精度形態素解析を用いた興梠浅間モデルアルゴリズムによる自然言語処理

 

音声合成はどうしてもイントネーションが変わってしまい不自然になる。これは音声サンプルの少なさが原因である。人間が発する全ての言葉をサンプリングしていたらもっと自然な発音になるはすだ。

興梠浅間が開発したのは、「自動化生成コーパスサンプル」、つまり少ない音声データから、すべての音声サンプルを自動化生成する技術である。

佐藤ひなが伊邪並ママの映像を見たがったのは、サンプリングするためだ。

また、口調や口癖もトレースできることは意識をコピーすることと一緒である。人の心は動かせないが、人の考えは読めるのだろう。

ラーメン回のとき、嘘の情報を流してメディアを操作したのも同じ手法をとったとみえる。 

自分の名前を考えることなんてほとんどないから、人名は分からなくても、考えを読み、何をするのかがわかるといった具合だ。

ただ、天気、渋滞、競馬、麻雀については「人の考え」ではないので当てはまらない。

作中では伊邪並ママの声をトレースしていたが、やっているのはどちらかというとハッキングに近い。

となると、鈴木少年が手を合わせて空中に謎のウインドウを表示させたように、ひなの目には謎のウインドウがついてるのかもしれない。

 

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©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project  / 三話

 

町中の天気予報、交通情報はハッキングによって予測できるとしても競馬や麻雀はどうだろう。どちらもゲームとして括れるが、ゲームなら絶対勝利する加護でもあるのだろうか。

あと、この推論では世界が特殊というよりひな個人が特殊である。だいぶ前の考察で、ひながアンドロイドという説を述べた。私はそのとき血気盛んな姿が描かれているのでないと結論している。

また、アンドロイド説だとしたら、「世界が終わる」というワードはうまれない。

 

今日の考察はここまで

 

終わり

6話にはどんでんがえしないと流石に切るぞ

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