Frog in a White Coat.

白衣のカエル

【PR】マイニングNiceHash(ナイスハッシュ)で得た利益を仮想通貨損益計算ツールCryptact(クリプタクト)で損益計算する方法

はじめての自作PC制作~はどうなったのかといういと、ソシャゲに課金してたらお金なくなりました。ハイ。

その間、RTX3090らにはマイニングさせてたのですが、「ら」ということで、RTX3090は2機あるんですが、7月あたりから1日あたり400円の利益しか出せず、しばらく押し入れに眠ってもらうことになりました。

いや、ほんとはね。機械学習用マシンという名目で制作してたんですが、GPU2機だとケースはどれくらいだろうか、家のブレーカーが落ちやすい、電力大丈夫か、と考えてたらなかなか手につかなかったのです。

マイニングで得た収益は雑所得として確定申告しなきゃいけないし、課税率は55%だったけ? はぁああああああ、面倒、面倒、面倒だ。

しかもマイニングで得たビットコインを海外取引所で別のコインに当ててたとなると、さらに面倒。

無申告となると、税務署から誰かが来そうだし、税理士やとおうか、いや雇うほどの利益はでてないしな~

いうことで

とうとうこの不安材料も解決すべく、行動に移ったのです。

今回はカエルが見つけた方法、最適解ではない、暫定的なものですが、ご紹介したいと思います。

あと、少なからず課金が必要なツールなのでご了承を。

面倒な仮想通貨の損益計算を全自動で【CRYPTACT(クリプタクト)】

仮想通貨損益計算ツールCryptact(クリプタクト)

Cryptact(クリプタクト)のご紹介です。

https://www.cryptact.com/features

仮想通貨損益計算ツール。マイニングで得た収益を海外取引所で運用する際、コインの流れも追跡できます。

*横スクロールできます。

プラン 無料 お試し ライト スタンダード アドバンス プレミアム 億り人
年間取引件数

年間50件

年間500件

年間5,000件 年間50,000件 年間1,0000,000件 年間5,000,000件 年間5,000,0001件超
海外取引所自動対応   ×   ×   ○   ○   ○   ○   ○
カスタム編集   ×   ○   ○   ○   ○   ○   ○
Defi自動対応   ×   ×   ×   ×   ○   ○   ○
データ保持   ×   ○   ○   ○   ○   ○   ○
法人対応   ×   ×   ×   ○   ○   ○   ○
データダウンロード   ×   ○   ○   ○   ○   ○   ○
1回のファイル容量 50MB 50MB 80MB 80MB 100MB 200MB 200MB
料金 ¥0/年 ¥8,800/年 ¥19,800/年 ¥33,000/年 ¥55,000/年 ¥110,000/年 ¥220,000/年

引用:料金プラン | クリプタクトより

全ての機能が使えるのはアドバンスプランからとなっています。Defi対応とは、メタマスクなどのウォレットに対応しているということです。

海外取引所をつかって、メタマスクで送金したりするなら、アドバンスプランが最低ラインになります。

なにより注目すべきなのが自動対応の部分、取引所とAPI連携をすることでわざわざデータを打ち込まずに、自動で取引所のデータを読み取って計算してくれます。スタンダード、アドバンス、19,800円、55,000円と割高に感じますが、全ての取引を帳簿につけ、損益を割り出す作業のことを考えると、仮想通貨で利益がでてるなら手を出してもいいかもしれません。

本来なら、他の損益計算ツールと比較すべきなのでしょうが、全ての有料プランに手をつけて評価をするには、私の財布がもちません。ご容赦ください。

Cryptact(クリプタクト)のAPI連携対応の取引所

https://grid.cryptact.com/ledger/api

現在(2022/09/09)、Cryptact(クリプタクト)がAPI連携を対応しているのは、バイナンスをはじめ、bitbank、MEXC Global などがあります。

他の損益計算ツール、Cryptolinc(クリプトリンク)ではCoincheckにAPI連携対応していたりしますから、自分の使っている取引所で決めてもいいかもしれません。

ただ、Cryptact(クリプタクト)では自動でなくても、Coincheckのデータファイルをアップロードすることで損益計算できます。

Cryptact(クリプタクト)をつかってNiceHashの損益を計算する方法

NiceHashからCryptact(クリプタクト)にデータを入れる際、データを打ち込む必要があるので若干の作業がいります。手順は以下の通り。

  1. NiceHashのダッシュボードからレポートを作成する。
  2. ダウンロードしたCSVファイルをCryptact(クリプタクト)のフォーマットに合わせた形に編集する
  3. 合わせたCSVファイルをCryptact(クリプタクト)にアップロードして完了

1.NiceHashのダッシュボードからレポートを作成する。

NiceHashのダッシュボードから【アカウント】をクリック。

アカウントから【設定】へと移動します。

【設定】へ飛んだら、左メニューのレポートをクリック。

【新規レポート】をクリックしてレポートを作成します。

するとこんな画面が表示されます。設定項目があります。

取引の種類は【MINING】、国は【Bitcoin】、法定通貨は【JPY】、時計の集計は【DAY】、レポートの期間は切のいい一ヶ月分【1日から30日(31日)】、タイムゾーンは【GMT +9:00Tokyo】時間を選択してください。

【作成】をクリックすると、数分かかりますが、レポートが出来上がります。

出来上がったレポートの【操作】の下にある【・・・】をクリック。

【ダウンロードCSV】をクリックしてCSVファイルをダウンロードしてください。

2.ダウンロードしたCSVファイルをCryptact(クリプタクト)のフォーマットに合わせた形に編集する

ダウンロードされたCSVファイルは、Cryptact(クリプタクト)のフォーマットにあっていません。この状態でアップロードしても失敗します。なので、CSVファイルを編集して、Cryptact(クリプタクト)のフォーマットにする必要があります。

ここからは単純作業が始まります。

Cryptact(クリプタクト)のフォーマットはカスタムファイルの作成方法(カスタム取引)を参考にしてください。

ダウンロードしたCSVファイルはそのままでは開けませんので、右クリックから【その他のオプションを表示】をクリック。

【編集】をクリックするとCSVファイルが開かれます。

ここからは単純作業です。

CSVファイルの中身はこんな風になっています。

日時,現地時間,目的,数量 (BTC),* 取引レート,数量 (JPY)
2022-03-31 00:00:00 GMT,2022-03-31 09:00:00 GMT+09:00,ハッシュパワーマイニング,0.00001082,5555191.49,60.11
2022-03-31 00:00:00 GMT,2022-03-31 09:00:00 GMT+09:00,ハッシュパワーマイニング手数料,-0.00000022,5555191.49,-1.22

一行目に、項目、カンマ、項目、カンマ、と続き、二行目にはそれに対応したデータが入ります。一日のマイニング量と手数料で30日分なら60行です。これを全て、Cryptact(クリプタクト)のフォーマットに書き換えます。マイニング量、レート、などの数値はレポート通りになるので、余分な項目を削除、置換して効率的に書き換えていきます。

まず、一行目には、

Timestamp, Action, Source, Base, Volume, Price, Counter, Fee, FeeCcy

のフォーマットを使いますので、

【日時,現地時間,目的,数量 (BTC),* 取引レート,数量 (JPY)

【Timestamp, Action, Source, Base, Volume, Price, Counter, Fee, FeeCcy】

に書き換えてください。コピペしていいです。

【Timestamp】は日本時間だけでいいので、各列冒頭の【2022-03-31 00:00:00 GMT,】までを消していってください。

【GMT +09:00:00】も必要ないので消しますが、効率的に消すために【置換】機能を使いましょう。

【編集】から【置換】をクリック。

【 GMT +09:00:00】→【】(空白)に置換することで、GMT +09:00:00の項目は全て消えます。

Timestamp, Action, Source, Base, Volume, Price, Counter, Fee, FeeCcy
2022-03-31 09:00:00,ハッシュパワーマイニング,0.00001082,5555191.49,60.11
2022-03-31 09:00:00,ハッシュパワーマイニング手数料,-0.00000022,5555191.49,-1.22

という形になっているはずです。

【ハッシュパワーマイニング】→【MINING,  NICEHASH,  BTC】に置換します。
こうすることで、ActionがMINING、SourceがNiceHash、BaseがBTCになります。別のコインをマイニングしてるなら、BTCをそのコインにしてください。NiceHashではイーサリアムをマイニングしてビットコインが報酬として支払われますから、BTCとしています。そうすると、

Timestamp, Action, Source, Base, Volume, Price, Counter, Fee, FeeCcy
2022-03-31 09:00:00,MINING,NICEHASH,BTC,0.00001082,5555191.49,60.11
2022-03-31 09:00:00,MINING,NICEHASH,BTC手数料,-0.00000022,5555191.49,-1.22

の形になっているはずです。

Volumeは採掘量なので【ハッシュパワーマイニング】の次にある【0.00001082】がそのまま使えます。

Priceはマイニング当時のビットコインの価格なので【0.00001082】カンマを挟んで【5555191.49】の値がそれになります。

もっとも、NiceHashでは、ビットコインの価格を一日単位で決定されているので正確に【5555191.49】の値ではありませんが。

【60.11】は採掘量を円換算したときの値なので消します。この部分はCounterの項目になるので【JPY】に書き換えていきます。

Feeはマイニングにかかった手数料です。この値は次の行の【ハッシュパワーマイニング手数料】カンマを挟んで【0.00000022】の値。

次の【-1.22】は円換算したときの手数料の値なので消します。

FeeCcyは、手数料の通貨ですので【BTC】をいれます。

あと、時間表示は2022-03-31の表記でなく、2022/03/31を使うらしいので【-】→【/】の置換をしておいてください。

では、ここからは単純作業です。

2022/03/31 09:00:00,MINING,NICEHASH,BTC,0.00001082,5555191.49,60.11
2022/03/31 09:00:00,MINING,NICEHASH,BTC手数料,/0.00000022,5555191.49,-1.22

1行目末尾の値(60.11)をJPY,に書き換えます。カンマを忘れずに。

2022/03/31 09:00:00,MINING,NICEHASH,BTC,0.00001082,5555191.49,JPY,
2022/03/31 09:00:00,MINING,NICEHASH,BTC手数料,/0.00000022,5555191.49,-1.22

【2022/03/31 09:00:00,MINING,NICEHASH,BTC手数料,/】までをバックスペースキーで消します。もう一度バックスペースキー押して、一行目に合わせます。一行でこうなります。

2022/03/31 09:00:00,MINING,NICEHASH,BTC,0.00001082,5555191.49,JPY,0.00000022,5555191.49,-1.22

末尾の2つの数字(5555191.49,-1.22)をBTCに書き換えます。よっていま、

Timestamp, Action, Source,Base,Volume, Price,Counter,  Fee,FeeCcy
2022/03/31 09:00:00,MINING,  NICEHASH,BTC,0.00001082,5555191.49,JPY,0.00000022,BTC

の文字列になっているはずです。これでCryptact(クリプタクト)のフォーマットの形になります。

ページ最下部にある

,ハッシュパワーマイニング手数料,-0.00004291,,-222.55
,ハッシュパワーマイニング,0.00214405,,11120.04
∑,総計,0.00210114,,10897.49

の項目は全て消してください。

これを30日(31日)分くりかえして作業完了は完了。

あとひとつあります。

NiceHashのレポートは4月1日から4月30日の分のはずなのに、4月分のレポートには3月31日 00:00:00の分があります。これはNiceHashの支払いが00:00:00に行われているからです。

Cryptact(クリプタクト)にデータを取り込む際、重複しないように同日時同時刻のものは削除されるようなっています。ですので、4月分のレポートの分を3月31日 00:00:01と時間をずらすことで計上されます。

3.CSVファイルをCryptact(クリプタクト)にアップロードして完了

Cryptact(クリプタクト)を開き、【取引履歴追加】から【ファイルをアップロード】をクリック。

【カスタム】をクリック。

出来上がったCSVファイルをここにアップロードすることで損益計算ができます。

作業完了です。

データがあっているか確認

取り込まれたデータがあっているか確認してみましょう。4月1日の損益は、+143です。

NiceHash(ナイスハッシュ)のレポートの4月1日分は、+146.27。手数料は-2.94です。146.27-2.94=143.33。

合っていますね。

以上、マイニングNiceHashで得た利益を仮想通貨損益計算ツールCryptact(クリプタクト)で損益計算する方法でした。

これでマイニングで得た仮想通貨を別の仮想通貨に換金しても、仮想通貨の流れを追跡できます。

このやり方は、他のマイニング、ステーキング、また他の損益計算ツールにも応用できそうな気がします。

ぜひ参考になれば。

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