前の更新からだいぶ時間が経ってしまった。8月ともなると、心身ともにまいってしまって休日はグロッキーになってしまう。Youtubeなんかで動画をだらだらみていたりゲームしたり、休みはあっという間に過ぎていく。平日12時間勉強とはなんとか土日にメンタルを回復させ、次の月曜日を万全に迎えるのを幸いとする。
長期の勉強とは、水泳と似たようなものだ。休みは25mプールの端であり、泳ぐのをやめて、掴まって休んではいいが、プールからでてはいけない。また、次の25mを泳がなくてはいけない。ある程度泳いでしまうと、自分が泳いだことで流れができ、泳ぎやすくなる。だけど、ちょっと溺れて、飲み込んでしまった水があると息継ぎが苦しくなってきて、やがて溺れてしまう。
そして私は溺れている途中。
さて勉強記録をとろうと思ったが、終了させた参考書が多くていちいち写真をとるのが面倒になった。今回は文字のみの報告となる。
数学
①初めから始める数学1A2B3
②初めから解ける数学1A2B3
①は講義型の数学参考書であり、②は①の問題集である。数学Bの確率分布と統計的計測はとばしている。数Bの確率は選択分野であり、問題集にも演習問題がなかったりして勉強にならない。過去問の古いやつに問題をみかけたりするが、たぶん大学数学に分類されたのだろう。
これらを三周ずつやる。①はもう三周完了していて、②は三周目の途中。
これが終わったら、続編の③元気が出る数学1A2B3に移る予定だ。そのあとは④青チャートあたりか。
→①初めから始める数学1A2B3
→②初めから解ける数学1A2B3←イマココ
→③元気が出る数学1A2B3
→④青チャート数学
物理
①宇宙一わかりやすい高校物理<力学・波動><電磁気・熱・原子>
演習は付属の問題集をやっている。講義3回演習3回、いまは演習の2回?3回あたり。正直、講義→講義でやってきたが、講義→演習でやったほうが良かったと思っている。電磁気をやっているあいだに力学の公式を忘れてしまったりする。知識にするには使った経験が必要であり、それこそ次にやる予定の②物理のエッセンスで演習すれば、十分だと思った。
これは結果論だろうか。何時間も物理を勉強したから、やはり演習がいいと思うようになっただけで、すぐに演習をやるのは意味はないと思う。
→①宇宙一わかりやすい高校物理<力学・波動><電磁気・熱・原子>←イマココ
→①’漆原晃の物理が面白いほどわかる本(これは省略するかも)
→②物理のエッセンス
→③良問の風・物理
→④名門の森・物理
化学
①宇宙一わかりやすい高校化学<理論><無機><有機>
演習は付属問題。講義2回演習2回、いまは演習の2回目。暗記ものが多い科目である。これも演習で覚えていくのが効率がよいと思った。問題集をやりこんで覚えてしまうのをやるなら②化学の新標準演習。
→①宇宙一わかりやすい高校化学<理論><無機><有機>←イマココ
→Do鎌田、福間の○○化学の講義(これは省略するかも)
→②化学の新標準演習
→③重要問題集・化学
英語
英語は単語、文法、長文読解の3つの分野にわかれる。英語に慣れるには、まず英語を意識される言語にしなくてはならない。日本語で育ってしまったのなら、脳は他言語を雑音と認識してしまう。赤ちゃんは言語を覚えてない状態で産まれてくるが、いつしかその国の<音>を区別するのである。英語のスピーチを2時間もきいていれば、イライラしたり眠くなったりするのは、雑音だと認識されてるからである。しかしながら、どんな子供でも言語を覚えられる。言語はセンスではない。
英語の勉強方法を考えたときまず始めることは、聞くという作業であり、伝えられてる英語を聞くという作業である。言語の本質は情報伝達であり、次に芸術的な表現である。
私はTEDTalksを20分程度を3ヶ月間視聴しつづけた。こういう経験は普通の教育を受けているとすでに達してしまう境界線である。他人の言語の勉強法は真似してはいけない。その人の経験がどれほどあるかは不明であるからだ。言われたまま勉強しても、前提となる経験の違いで全然できないとなってしまう。
TEDTalksを聴いていると、基本単語は高校1、2年で習う言葉であることに気づく。コミュニケーションとしての英単語は初歩的な単語帳で十分なのだ。しかしながら、受験では少なからず、文学的または専門的な表現が必要になる。そこで展開されるのは、8割のコミュニケーションとしての表現と2割の文学的、専門的な表現である。
コミュニケーションとしての表現ができてしまえば、文学的、専門的な表現を[X]とおいて考えることができる。
The prosecuting counsel began by telling (the court....
は[X] began by telling ([Y]...である。
「Xは(Yに)まずは話すことによって始める」であり、The prosecuting counselやthe courtは専門的な表現である。言語を支配する論理とは文法のことであり、文法あってこそ言語は理解される。SVOであったり、SVOMであったり、基礎となるのは文法でありそこで使用される単語である。
私たちは、「Xは(Yに)話すことによって始める」といったコミュニケーションとしての表現に慣れてしまえば、専門的、文学的な表現は都度覚えていけばよい。言語とは本来、こうやって学習されるものである。
単語帳はDataBase1700から始め、DataBase3000、DataBase4500と段階的にレベルをあげていく。コミュニケーションとしての英語を覚えられればいいのでどんな単語帳でもよいのだ。
文法は、大岩のいちばんはじめの英文法を8周くらいやってから、文法辞書エバーグリーンを携えながらネクステージに移った。簡単でとっつきやすい英文法を固めてしまえば、英文を読んでいるときの「なんで?」はエバーグリーンで解決される。
次に文学的な表現、これはネクステージで覚えられる。
専門的な表現は、長文読解と並行して覚えられる、入門英文解釈の技術70、基礎英文解釈の技術100。
身につけることは、コミュニケーションとしての表現、ここで展開されるのは文法と基礎的な単語である。DataBase、大岩英文法、ネクステージ、エバーグリーンで身に付く。次に文学的や専門的な表現、これらは単語帳の中、上レベル、英文読解で身に付く。
○英単語
→①DataBase1700
→②DataBase3000←イマココ
→③DataBase4500
○英文法
→①大岩のいちばんはじめの英文法(7、8周)
→②ネクステージ(3周目)←イマココ
(⇄エバーグリーン、その都度調べる)
○英文読解
→①入門英文解釈の技術70(2周)
→②基礎英文解釈の技術100←イマココ
→③英文解釈の技術100
国語
現代文
現代文の勉強は、英語の勉強と同じ論理で学習できる。私は日本語で育ったのでコミュニケーションとしての日本語は身についている。したがって現代文の勉強は、文学的、専門的な表現を覚えればよいことになる。しかし、現代文は活字であり書籍としての表現に片寄っている。母語で身に付くのは、コミュニケーションとしてまでであり、文学的な表現はほぼ初見になってしまうのだ。
これが、現代文の勉強に対する錯覚である。母語だからできるというは勘違いであり、母語で理解されるのはコミュニケーション、意思伝達、会話口調までで、文学的表現、もしくは基本的な文法までも疎かになってしまって、読めないという現象が発生する。
まず基本的な学習方法として、語彙、キーワードの習得がある。これらは文学的な表現にあたいする。
生きる現代文キーワード、生きる漢字・語彙、生きる小説語句。
語彙力の開発についてはもっと適した参考書が探せばあるかもしれない。
読解演習は、田村のやさしく語る現代文、現代文読解の基礎講義、現代文読解力の開発講座。
○語彙力(文学的、専門的な表現の習得)
→①生きる現代文キーワード(3周)
→②生きる漢字・語彙(2周目)←イマココ
→③生きる小説語句
○読解
→①田村のやさしく語る現代文(3周)
→②現代文読解の基礎講義(3周目)←イマココ
→③現代文読解力の開発講座
とほほ、現代文については論理の理解に難儀している。現代文の論理とは、深いところにあるように感じられる。難しい。漢字、語句の意味はできるところなので完璧にしたい。とほほ、私は単純な暗記が苦手なんだよ。
古文
古文の勉強は現代文より簡単で英語よりも簡単である。まずは、論理の基礎は文法であるから、文法とそれに使われる単語を制覇すればよい。
私は古典文法基礎ドリルを3周したあと、古文上達<基礎編>に移った、教科書として体系古典文法(数研出版)を使っている。古文の面白い論理は、コミュニケーションとしての表現のみで、文学的、専門的表現が存在しないところである。強いていうなら、和歌は文学的表現なるだろうか。コミュニケーションとしての表現どまりであるから、センスは関係なく、体験すればするほど身に付くのである。
単語は、古文単語315、マドンナ古文常識。
○文法
→①古典文法基礎ドリル
→②古文上達<基礎編>←イマココ
○単語
→①古文単語315(2周目)←イマココ
(⇄②マドンナ古文常識、1周してそのまま)
漢文
漢文早覚え速答法をやっている、以上。
→①漢文早覚え速答法←イマココ
社会(倫理・政経)
倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本を3周したあと、赤本演習をはじめた。共通テストでしか使わないため、気持ち幅を小さく見積もって、共通テスト対策をする。9年分のある過去問で今、9年目である。
社会のような単純暗記の勉強方法としては、基本となる参考書2周→過去問2周→基本となる参考書2周(最初の参考書と同じ)で固められる。
まずはじめに、過去問をみる、どんな知識が必要でありどんな問われ方をするのをみる。ここで、基本となる参考書を過去問を基準にして選ぶ、私は黄色本を選んだ、これを2周する、その分野にどんな知識が存在しているのかを把握するためだ。
次に、過去問を2周する、把握した知識がどんな問われ方をするのかを確認する。戻って、参考書を3周目4周目をして、知識を固めていく。
→①倫理、政治・経済が面白いほどとれる本(3周)
→②赤本過去問演習(9年分の9年目)←イマココ
これで高校レベルの勉強は以上となる。
勉強に溺れる
正直、今年度の大学受験に間に合うかは微妙なところ。
私は知識とは論理を介して理解されるものだと思う。経験は多くなるほど、知識は形成されるが、量をやることの本質は、多くの経験の中なら1つの論理をみつける作業にほかならない。論理さえ見つけてしまえば勝ちなのである。
経験を増やせば知識は形成されるが、経験的な知識にたよることは危険である。
まず、経験していない知識に対応できなくなる。
次に、人間は忘却し間違える生き物であるから、記憶がそもそも間違いであったり、改ざんされてたりする。
最後に、経験的な知識にたよってしまうと考えることをしなくなる。
あと10年もすれば、完璧な人工知能が登場するだろう。そのとき、経験的な知識にたよっていたものは不要になる。人間を支配していた、天才性、勉強ができるという価値観は、崩壊し、経験による知識でのしあがったものは蹴落とされ、皆等しく凡人になる。
・・・さて、明日のために今日はもう休むとしよう。8月9月10月は勉強が辛い時期だが、ここを乗り切れば、一つ勝ち。