今日は早く寝ようと思っていたのに、PCを取り出してしまった。ふりわりとした考察があるとき、どうせ寝付けないので書き散らしてしまおう。
私が思いつく考察は大体が人工知能に関わるものである。人工知能AI、電子的なコンピュータに人間的な知能をもたせようとするものだ。だから、「人がどう認識するか」という認識論も必要になってくる。「人がどう認識するか」がわからないと、人工知能にどう認識させるかも出来ないのだ。
逆に言えば、人工知能があれば人間というものを理解できるかもしれない。たとえば、「記憶とは何か」と言った哲学的な問いは「コンピュータに何かを記憶させるにはどうしたらいいか」を考えることと同じことと考えることができる。
今回の考察の主題は「人が文字を理解するときには音を連想する」「人が音を聞いたときには文字を連想する」
本日の本題
「人が文字を理解するときには音を連想して、人が音を聞いたときには文字を連想する」
たとえば、日本語でお昼にする挨拶とえば?
こんにちは
である。ただここで振り返ってほしい。あなたがもし日本人なら9割が、こんにちはを「コンニチハ」でもなく「konnitiha」でもなく「今日は」でもなく、ひらがなで「こんにちは」と連想したことだ。
これが第一の命題、「人が音を聞いたとき文字を連想する」である。
人が音、声もしくは言葉を聞いたとき頭では文字を思い浮かべる。
次に「文字を見たら音を連想する」
こんにちは
と文字をみたときには、頭ではこんにちわと音を再現しているはずである。たとえば、漫画や小説で文字を読むとき頭でナレーションがいるという経験があるはずだ。私もこの文章をタイプしているとき、私の声ではない、何かの音が頭で想像されている。
これは日本語でなくても通用する。
Syrup
この単語の意味がわかるだろうか?完全初見ならわからない。だが、もしこの単語の読み方がわかったらどうなるだろう。
Syrup(シロップ)
ああ!シロップといえば、あれか!となるはずだ。文字を理解するには、音が必要なのである。
日本人の英語力の低い理由
日本人の英語力は低い。これは、文字と音が連関していないせいであると考察できる。それはカタカナの存在だ。Syrupで確かめたように、文字と音は表裏一体なのである。しかしながら、日本人は英単語をカタカナで理解しようとするのだ。
Friend
フレンドと理解しようとするのである。正しくは発音記号通りに[frénd]と理解しなければならない。発音記号をネイティブのように発音するトレーニングを日本人はしていないのだ。そしてカタカナを当てはめ、日本語基準で理解しようとするので、結果的に英語力が低くなってしまう。
英語の発音の練習は「フォニックス」というものがある。
正しく学習するには、音をまず覚えなくてはいけない。音がわかったあとに文字と連関させるのである。これが正しい言語の理解の仕方である。文字と音の結束が言語理解に重要な役割を担っている。