LS博士は夢をみない

Frog In The White Coat.

並行世界論

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身に覚えのない引き落とし

この記事はストレス発散から、並行世界に対する考えを綴ったものです。並行世界の考えから読みたい人は、並行世界に飛んでください。

身に覚えのない引き落としに起こされて、心当たりがない。1008円?はて。不正利用されたのか?と慌ててPC起動して、ネットバンキングの明細をみる。やはり、心当たりがない。ネットバンキングは恐ろしい。とうとう俺も被害者になったのかと悩んでいたら、はてなブログを思いだした。そういえば、はてなブログPROは月額1008円だったと。

なるほど、自動更新されたわけか。とりあえず不正利用じゃなくてよかった。

てか、はてなもメールでも寄越せよ。と思っていたら、Gmailのソーシャルフォルダにあった。ここは通知こないし、なんなら迷惑メールの認識だったからみてなかったわけだ。

1008円。

高いな。

2020年も下半期になり、コロナショックで金銭感覚が鈍ってる。暇つぶしの電子書籍が俺の財布を軽くするわけだ。電子書籍は紙の本よりも安いしすぐ読めるから、どんどん買ってしまう。いつの間にかKindleunlimitedの無料体験期間もすぎてしまったし、定期購入のやつがどんどん増えてる。俺はこのまま破産するんじゃないのか、と不安の毎日。いや、一昨年に比べたら金に怯える日々よりマシになってる。なぜか、俺には収入があるからな。

一昨年のこと

一昨年、俺は大学進学のために予備校に通っていた。勉強、勉強の毎日だったがそうでもない。心の底では、学費のために借りた金が不安でいっぱいだった。安心して眠れた日はない。ただ、忘れたくて、予備校に行き、半ば、現実逃避のように自習室に籠もっていた。本当はその先の未来が怖かった。

大学に受かっても、また、借りなければならない。

金、金、金、金、その年の下半期はもう大学に受かっても受からなくてもどうでもよかった。この不安を助けてくれる人物は誰もいなかった。俺は、いつも孤独だ。

自分の理解者はいない

俺の精神不安は理解者がいないことだった。そう思っていた。今は亡き母は俺が言わずとも理解してくれた。周りのみんなは実は俺を理解してると思っていた。そんなの嘘っぱちだった。

父は俺に対して何も理解してなかった。俺が何が好きで、何が嫌いのかさえしらなかった。何がやりたくて、何をやりたくないか全然知らなかった。

最後の高校生活、三者面談で父はこういった。

「この子は友達がいないんじゃないでしょうか?」

愕然とした。こいつは本当に子供をみていないんだと。そして、それを聞いた担任さえも俺に友達いるのか、と聞いてきた。担任も俺をみていなかったんだ、と思った。そうか、誰も俺のことも理解してくれていなかったんだ。

それで俺は不登校になった。

理解者はいない、だが自分を許せ

いまならわかる。本当は理解者なんていないのだと。俺は、幻想をみていたのだと。本当に必要なのは、他人が自分を理解してくれることじゃなくて、自分じしんを認めることだった。

他人にたいして何かを求めすぎた。それゆえに、俺は絶望したのだと。だったら、他人ではなく俺じしんが自分を許すことが必要だったんだ。

そうしたらもう他人に興味がない。道草の雑草くらいにしか思わない。俺はもうこの世界に興味はない。そういう人間になってしまった。

並行世界

絶望を経験したあと、俺はタイムトラベル理論に目をつけた。「もし過去に戻れるなら」という夢をみたのだ。だが、一般的に言われている一本の時間軸では絶対にパラドックスが起こる。そして、何年か経ったあと、そもそも過去と未来が存在することが怪しいのではないかと考えはじめた。タイムトラベル理論を実現するための、強引な考えだ。

シュレディンガーの猫というものがある。

箱の中に猫をいれ、量子がきっかけで猫が死んだり死ななかったりする思考実験だ。量子というのは、物質の最小単位、原子とかよりももっと小さいスケールの物理用語だ。量子力学が発展したのは、アインシュタインが光電効果の論文を発表したあとだから、20世紀ということになる。

量子というのはきまぐれで、そこにいたりいなかったりする。というのも、このくらいの小さなスケールになると観測ができない。観測するには、光を当ててみるのだけど、その光のせいで量子の位置がずれるからだ。これはハイゼンベルクの不確定性原理という。もっと詳しいことを知りたければ、量子力学の哲学 非実在性・非局所性・粒子と波の二重性 (講談社現代新書)を読むといいだろう。量子スクラッチカード、マッハツェンダー干渉計の話がのっている。

シュレディンガーの猫の話には、いろいろな解釈がうまれた。その一例が、エヴェレットの多世界解釈だ。箱をあけたとき、世界は、「箱を開けて、死んだ猫を観測した世界」と「箱を開けて、生きた猫を観測した世界」に分岐するというものだ。俺はこの解釈にさらに付け加えた。観測者が箱を開けるタイミングをずらした世界だ。箱をあけたら世界が分岐するのだとしたら、箱を開けるのを先延ばしにした世界も分岐に含まれると考えた。

——過去——現在(箱を開ける)——未来——→世界α

——————過去——現在——未来——→世界β

——現在——未来——→世界γ

今、世界αで箱をあけたとする。俺がいるのは世界αだ。世界βは箱を開けるのを先延ばしにした世界。世界γは箱をあけるのを早めた世界だ。つまり、この並行世界論では、過去も未来も現在も同時に存在することになる。

そして、さらにいえば、過去も未来も想定しなくていいことになる。今度は、たてにみるのだ。世界αには現在しか存在しなく。世界βには過去しか存在しなく。世界γには未来しか存在しない。ここで、過去とか未来とかの概念を放棄した。世界には現在という今しか存在しなく。過去とか未来を感じるのは錯覚にすぎない。俺は、無数にある並行世界を移動することで時間を感じるのだ。

世界β・→世界α・→世界γ・

世界を線で表したのなら、この世界移動は点で表されるだろう。これは、世界には最小単位が存在することを意味する。これ以上、分解できない、世界の最小単位だ。それは、量子であるかもしれないし、素粒子とよばれるものかもしれない。しかし、それ以上細かくすることは構造的にできない。

世界移動の矢印を決めるもの

世界β・→世界α・→世界γ・

世界移動をこう表した。過去、未来は区別なく存在し、点在し、最小単位があるというものだ。もちろん、世界を線であらわしたからこうなったわけだから、世界を面で表したり、世界を三次元で表したりする可能性もある。これについてはまだ考えがないから、このモデルですすめる。

この世界移動の矢印→を決めるのはなんだろうか。ある研究者はスポットライト理論を発表している。俺がこの理論をみつけたのはこの世界移動を考えたあとであった。その理論では、過去・現在・未来は区別なく同時に存在し、スポットライトが現在を決めるそうだ。スポットライトとは俺の理論の矢印のことである。

俺のひとつの案として、「記憶」を考えている。「記憶」または「情報」というものがこの矢印を決めているのだと考えた。過去・現在・未来は区別なく同時に存在しているのなら、今日目が覚めたら昨日と別の世界だったということも起こりうるはずだ。しかし、それは現実では起こらない。それは、昨日の記憶があるからである。だから、「記憶」または「情報」と考えたわけだ。

脳は量子コンピュータ

量子コンピュータの基本コンセプトを知っているだろうか。それは、同時並行世界をつかって並立計算させるものだ。当たり前のように、同時並行世界を使っている。最先端の物理学では並行世界は当たり前になりつつあるのだ。どうもこうも量子コンピュータは多世界解釈の支持者であるデイビッド・ドイチュが考えたのだ。量子コンピュータと並行世界はきれない関係にある。もちろん、無数にある並行世界をつかって同時計算させたとしても、この世界にその情報を持ち込む必要がある。だから、古典コンピュータで総当たりをやってることは変わらない。古典コンピュータでは100年かかる計算が10年になるものだ。人間にとっては、100年も10年も長い。

量子コンピュータにはもうひとつ問題がある。それは量子の二重性を保つことが難しいことだ。量子は同時に二つの状態をとることができる。この性質を利用したのが量子コンピュータであるが、この二つの状態はすぐに一つの状態になってしまう。これをデコヒーレンスという。量子コンピュータの近くで咳をしただけで一つの状態になってしまう。擾乱(じょうらん)といって自然界あるありふれた仕草で、量子の状態が確定してしまうのだ。こうなっては量子コンピュータである意味がない。また、人間が量子の状態を観測するとデコヒーレンスがおこる。量子はきっとシャイなんだろう。

そこでだ。科学者たちはどう考えたと思う?人間が観測するとデコヒーレンスが起こる。だったら、人工知能に観測させたら?これが、昨今の人工知能開発競争の裏側である。人工知能を開発すると量子コンピュータができる。量子コンピュータは、いまある暗号システムを破壊するほどの計算ができる。敵国の機密情報を暴き放題だ。

それに対抗するために量子暗号というものが考えられている。量子コンピュータができる前に量子暗号を実現させないといけない。量子暗号は現実的なものだ。理科室があれば実証できるくらい現実的なものだ。詳しくは量子コンピュータとは何か (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)にのっている。

量子暗号、観測したら一つの状態に確定してしまう(デコヒーレンスがおこる)ことを利用したものだが、懸念がある。デコヒーレンスを起こした量子がまた二つの状態をとる(コヒーレントな状態)になるという懸念だ。まあ、ここは深く考えてないからこの程度にして本題にはいろう。

人の脳は、量子コンピュータではないか?

ロジャー・ペンローズの量子脳理論である。ペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫)、難解すぎて読みきれてない。

俺は、人の脳は量子コンピュータではないかと考える。ペンローズの考えとは違うかもしれない。俺の考える量子脳理論とは、人の想像から考えたものだ。

人の意識は並行世界を移動することで思考することができる

脳にある量子状態。もちろん、脳も物体であるらこれも量子に分解できる。脳にある量子は並行世界を移動し、実際に知覚して、この世界に戻ってくる。この一連の作業が「思考」あるいは「想像」をもたらすと考えている。つまり、人の想像とは、実際に存在する並行世界を見ているにすぎないのである。数学がなぜ現実世界に対応するのか、アナロジーがなぜ可能なのかは、その思考が実際の並行世界を知覚して得たものだからだ。上位次元ではなく、この世界と同じ同時並行世界を、脳の量子が並行世界を移動して知覚することで、想像が得られる。

プラトンは

知識というものは教えられなくてもすでに持っていること、しかし、生まれてくるときにすべてを忘却してしまっていること、すなわち知識とは学ぶものではなく、すべて思い出すものである。

 と言っているが、これも並行世界で説明できる。並行世界の別の自分がすでに体験していると説明できる。また、これに反論したアリストテレスも、その並行世界はまだ存在しないといえば説明できる。とても都合のいい解釈かもしれない。

人の夢と睡眠

人、それ以外の生き物は睡眠を必要とする。もっとも無防備になる睡眠は進化の過程では消えなかった。これは、脳の量子状態がデコヒーレンスを起こすから必要ではないかと考える。脳を量子コンピュータと考えたならの発想である。量子は二つの状態を同時にとる。この状態をコヒーレントな状態とよぶ。人は起きているとき、コヒーレントな脳の状態をつかって、思考する。もちろん、並行世界をつかってだ。しかし、ずっと起きていると量子状態は徐々にデコヒーレンスをおこす。同時に二つの状態をとれなくなっていき、一つの状態になってしまうのだ。それをリセットするのが「睡眠」である。

そうだな。たとえば、脳の中に箱があるとしよう。シュレディンガーの猫箱だ。いま、俺の脳内には猫箱が100万個あるとしよう。俺がものごとを考えるたび、思考、想像するたびに、猫箱が一つ開けられる。起きているとき、常に何かをみて、知覚しているから、猫箱はどんどん開けられていく。そして、100万個のうち99万個が開けられたとき、人は睡眠を欲するのだ。睡眠をすることで、猫箱は閉じていく。猫箱が閉じる時、その量子は新しく二つの状態を同時にとる。つまり、思考か想像が生まれる。このとき、見るのが、「夢」である。

これが私の考える。夢と睡眠の正体である。そして、想像は並行世界の現実をみているのだから、想像の限界点が存在する。人間が計算できない領域が存在する。

 

書く書く言って書かない現実

以上のことをまとめよう。

まずは並行世界が存在するということ。過去も未来も区別なく存在し、点在し、「情報」というベクトルが次の世界を決めているということ。

人の脳は量子コンピュータであるということ。脳の量子状態が変化することで、「意識」(想像や思考)が生まれるということ。脳の量子状態をリセットするために、「睡眠」が必要なこと。睡眠中の量子状態の変化で「夢」をみるということ。

意識は別の並行世界の実際に知覚して得られるということ。ゆえに、並行世界の枠組みでしか意識は移動しないのでそれ以上次元、計算不可能領域が存在すること。

量子暗号の懸念。睡眠が量子状態のリセットなら、量子暗号が意味をなさなくなるということ。

 

並行世界の魅力

並行世界を考えるだけで、「時間」「意識」「睡眠」「夢」について理解ができる。並行世界は、夢をあたえてくれる。「時間」という概念を再定義することで、タイムトラベルを可能とする。タイムトラベルの方法は別の並行世界で意識を覚醒することだ。夢は並行世界をみているにすぎないのだから、夢の情報をこの世界にもってくればいい。明晰夢、予知夢をみろということだ。これまで考えてきてうすうす気づいている。過去は変えられない。何か時間を保存する法則があるのではないかと思う。

予知夢は有名な超能力である。この世界に一番よく似た並行世界を夢でみるのだ。これは未来をみる場合だ。過去をみる場合もある。

最近、不思議な夢をみる。自分が小説を書いていたり、小説の主人公だったりする夢だ。俺はこれを忘れないように目を瞑ってメモをとる。しかし、その行為も夢の中で実際に目が覚めたときはほとんど忘れてしまうのだ。

嫌がらせかな?夢の情報をこの世界にもってきたい。